柱と柱をつなぐ時、接手をそれぞれの木口に刻み込みます。「仕口」といいます。中には「蟻」といって単純な方形ではなく、先で広がっているような複雑な仕口もあります。
これらは柱と柱を面で強固につなぎ合わせる伝統的技術です。何代にもわたって大工が少しずつ自分なりの工夫を加えながら完成させていきました。こういう木組みで作られた建物は何百年もその堅牢さを保ちます。
良いことは分かっていますが、技術は使われなくなればあっという間に廃れます。私たちは伝統的技術を過去の文化財にしてしまわないように伝えてまいります。 |