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但馬の気候風土に合った家
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背景に映える、借景を生かす
日本には、背後にある山などの景色を上手に庭造りに取り込む「借景」という技法があります。また、雪見障子や坪庭などで季節の移り変わりを楽しんできました。このように周囲の景色を生かす家や庭の配置、窓や縁の工夫は、暮らしに潤いをもたらします。

もう一つ大事なのは、その建物自体が外から見れば景色の一部であるという発想です。周囲の自然を生かした建物、その建物を含んだ風景もまた景観。このような繋がりのある良い景観の中に人は住みたいと思うのではないでしょうか。そんな風景になる「家」を建てていきたいと思います。

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廊下の突き当たりに設けた飾り窓。
昔からの庭がそれとなく目に飛び込んでくる。
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但馬の山間部の田んぼでよく見られる玉石の石垣は、やさしい表情で美しく、心が和む。和風の住宅にうまく利用した例。
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裏山が映える純和風の家。丹波石のくずれ平積みの石垣の上に土塀を設け、すべての壁を土壁色に仕上げた。緑の中にしっとりと溶け込んでいる。
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