但馬には、但馬の気候風土に合った家が必要です。極寒の北海道と亜熱帯の沖縄とでは住居の形や機能が異なるように、求められる家は地方によってちがいます。
私たち「但馬木造住宅振興協議会」の会員は地元に住み、但馬のことをよく知っています。雨や湿気の多さ、雪が多いエリア、水位の低いところ、地盤の強弱、歴史や習慣。そういったことに気をくばりながら、一軒一軒ていねいに家を建てます。
ライフスタイルによって、家はその姿を変えます。ご家族の人数や年齢、趣味、来客の多さ、ペット…。
私たちが設計する注文住宅は、住まれる方のくらし方や土地・資金の条件などをお聞きし、住まれる方の想いをカタチにしていく世界にひとつしかない家なのです。
「身土不二」という言葉があります。からだと環境は分けられるものではない、地元で採れた旬のものを食べる生活は健康的であるといった意味です。
身近な材料を使い、気候風土に合った住居も同じことではないでしょうか。先人は、人の力では変えようのない環境のなか、工夫をこらして衣食住の快適性を求めてきました。私たちは、そのベースの上に新しい技術や知識を取り入れ、さらに心地よい住まいを目指しています。
木造建築は適正に使用すれば何百年も建ち続けることが可能です。古くから建ち続けている神社仏閣がそれを証明しています。木造住宅も時の経過に伴う傷みを直し、住まれわている方のライフスタイルの変化に応じた改修をすることで、何世代にもわたり住み続けることができます。そのため、私たちは、住まわれている方と時には世代を超えてお付き合いをしていきたいと考えています。